【読書日記】地図のない場所で眠りたい
早稲田大学探検部出身のノンフィクション作家、高野秀行と角幡唯介の2人の対談本。
探検に興味を持ったきっかけや、テーマをどうやって決めるか、どうやって本を書いているかなど色んな話がてんこもりです。
どちらかの著者の本を1冊でも読んだことがあれば、楽しく読めるのではないかと思います。
ちなみに私は高野秀行さんのファン。電車の中で本を読んでいると、つい笑いそうになることがあるくらい文章が面白いんです。
(もし興味がある方は1冊目に読むなら集英社文庫の「ワセダ三畳青春記」もしくは「異国トーキョー漂流記」あたりがいいのではないかな。。)
探検部の活動って確かによくわからないし、理解してもらえないんでしょうね。
だからこそ、伝え方を工夫したり、面白くしたりする。
結果、文章力が発達するという論を展開していた。
実際、探検部出身の作家は多いらしく(船戸与一、星野道夫、本多勝一などなど)ちょっと説得力があるような気がしました。
あとはやっぱり好きなことじゃないと続かないよねってことです。
どう見ても大変!!角幡さんなんて北極圏を旅したりするんだから。。
高野さんは結構危ない場所にも行ってますしね。
気軽に読めて面白い本でした。
地図のない場所で眠りたい 講談社文庫